【指導内容】
(1)指導者自己紹介(約1分)
(2)クリケットについての説明(約15分)
児童が事前に調べてまとめたレポートの内容の順序に沿って実物の道具をみせながらクリケットの説明。また手紙での質問に対する解答。
(3)ビデオを使ってのクリケットの説明(10分)
講師松村健一郎氏出演のBS番組のビデオを上映。
(4)イージークリケットセットを用いてのルール説明(約15分)
野球との相違点、バッツマンの構え方、打ち方、打つ方向、コール、ボーラーの投げ方、攻防の認識、など基本的なクリケットのルールを道具を用いて説明。
(5)児童達による「ペアーズクリケット」(約40分)
守備の位置、コール、ランなどを意識させて実際にプレーさせる。
好成績を収めた児童へ記念品を贈呈。
今回参加してくれた児童へRCAマスコットキャラクターステッカーを贈呈。
手紙で質問してくれた女子生徒3名へ記念品を贈呈。
【総括】
開催前日は雨が降っていた。3月18日には卒業式ということで体育館が使えないため、グラウンド状況や天候が不安であったが、当日は天気も回復して、グラウンドもコンディションは悪いが使用可能ということで一安心であった。
1時間目は室内でクリケットビデオの上映やクリケットの説明をしていたが、男子生徒には頭を使うより体を動かしたいといった感じの生徒がほとんどで説明中すこしさわいだり、話そっちのけの生徒もいて最初は不安であった。道具を見せたりさわらせたりしているときには興味深々でやはり児童には話よりも実際の経験のほうがよい印象になるのかもしれない。
2時間目はグラウンドで実際にプレーした。1時間目の不安はどこへいったのか、とたんに児童たちは素直になり、とても真剣に説明を聞き楽しくプレーできていた。人数も少数なのでひとりひとりが体験できる時間が多く、上達も早く思えた。バッティングではやはり野球のようにバットを置いて走ってしまう児童が大半でこれは最後までなかなか治らなかった。しかしランのときのYES!NO!のコールは回数を重ねるごとに上手くなり、なかなかスピード感のあるプレーもあった。ボーリングはやはり得て不得手があるようでひじを伸ばして投げるという感覚についていけてない子もいたが、幾度かの指導によって全体的にはしっかり確実に腕を回して投げられているようであった。みな積極的にゲームに取り組んでいて楽しく行えたと思う。
最後に給食の時間にビデオ「クリケットの世界」を上映し、もう少しくわしいクリケットを、参加してくれた児童の多くがいる教室で教室内の生徒全員にみてもらった。今回参加してくれた児童のみならずビデオを見た児童たちにも興味を持ってもらえればうれしい。今回の体験を通してさらにクリケットの知識を深めてもらえればと思う。
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