【総括】
初の四国遠征はちょうど梅雨入りの季節に重なり、あいにくの雨に見舞われた。しかし、学校側にプロジェクターを用意していただき、講習会は体育館で無事実施する事ができた。
1・2限は4年生のクラスを指導。1限目は本物の道具、ビデオ、イージークリケットセットを用いてクリケットのルールを説明。2限目は2人1組で得点を稼ぎ、争う「ペアーズクリケット」を行った。ペアーが既に事前に組まれていたこともあり、ゲームはスムーズにとりおこなわれた。さすが四年生にもなるとワンバンドしたボールを打ったり投げたりする事に関して問題は見られなかったが、打った後の「イエス」や「ノー」のコールを忘れたり、また充分に大きな声でコールを叫べなかった子が多く見うけられた。また、思ったように打つ事が出来なかった子が思わず泣き出してしまうアクシデントなどあったが、時間がたつにつれて子供たちがゲームに夢中になっていく様子が覗えた。全てのペアーが打ち終わった後に、バットスライドの技術などの少し高度な小技を補足説明。 最高得点を記録した2つのペアーには賞品としてICCの帽子が贈呈された。講習の最後に、クリキャットのシールおよび今回の遠征で初登場となる、クリケットのルールを忘れないためのリーフレット「Hello
Cricket」を参加した児童全員に配布した。
3・4限には3年生を指導。4年生に指導した時と同様、最初にスタッフ、道具、ユニフォーム紹介、その後ビデオを上映、ビデオを終了後にはイージークリケットセットを用いてのルールの確認をした。4限目は、クラスを4チームに分けて、2つのコートで「ミニミニゲーム」を2試合同時進行で行った。無理やり肘を使って速く投げようとする子は少なく、腕をまっすぐにして投げるように心掛ける子が多く、子供たちの飲み込みの早さに驚かされた。時間がたつにつれて自然とクリケットらしくなっていき、とても活気あるゲームになった。 講習の最後には最も活躍した児童二人に帽子を贈呈、参加した児童全員にクリキャットのシールそして、「Hello
Cricket」を配布。
帰り際、担当の上原先生直筆の手紙、及び、4年生の生徒達から心のこもった文集をもらい、どんよりとした梅雨空とは対照的に、私達の心はとても晴れやかになった。
最後に一言。この徳島遠征を可能にしてくださった、上原先生をはじめ新野小学校の先生方に改めて感謝。とても生徒思いで、かつ、新しいことの吸収に意欲的な先生方であった。これからも新野小学校でのクリケットの普及・継続を期待したい。
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