2003/7/8
東京都あきる野市三宅島中学校
東京都三宅島 活動報告書
報告者 小林 正臣
実施場所
東京都あきる野市都立秋川高校跡地(現三宅中学校)
実施日
2003年7月8日(火)
講師
松村謙一郎
指導者
保積福子、小林正臣、伊藤寛法
参加者
男子9名、女子1名、教師15名 ALT1名
時間割
13:30 〜15:30
(1)指導者自己紹介
(2)クリケットの道具と服装の紹介
(3)ビデオでのルール説明
(4)イージークリケットを使ってのルールの確認
(5)先生VS生徒によるペアーズクリケット
(6)先生VS生徒によるラピットファイア
実施経緯
三宅中学校ではALTでオーストラリアから来日しているJohnny先生に総合的な学習の時間の一部を国際理解の一環として英会話にあてています。その中で彼の母国のスポーツを通じた国際理解講座を開催したいとの旨の打診を廣瀬先生からなされたことがきっかけで実現しました。また「避難生活で元気がなくなっているので元気付けてください」という要望もあり、私達が楽しませ元気付けさせてあげることになったのです。


【指導内容】
(1)指導者自己紹介(約1分)
(2)クリケットの道具と服装の紹介(10分)
  実際のクリケットの道具を生徒に回し見てもらった。またクリケットは白い服装でやることや、国際試合では派手な色つきの服装でやることを説明した。
(3) ビデオでのルール説明(15分)
  講師松村出演のビデオを上映。
(4) イージークリケットを使ってのルールの確認(15分)
  野球との違いを中心にクリケットのルール説明、打ち方、コール、打つ方向、ボーラーの投げ方等を説明。
(5)先生VS生徒によるペアーズクリケット
  2人1組でペアを作り先生VS生徒でペアーズクリケットをする。
(6)先生VS生徒によるラピットファイア
  先生、生徒それぞれ5人でラピットファイアを行い、得点を競う。

【総括】
 今回の活動は梅雨時期ということもあり、はっきりしない天候の中で行われた。自己紹介からビデオによるルール説明までを教室で行った。クリケットの大まかな説明と道具や服装を説明し、実際に本物の道具を手で触ってもらった。皆、実際のボールの固さに驚いていて、素手でキャッチすることが信じられないと言っていた。生徒たちはとてもおとなしく説明を聞いてくれ、スムーズにビデオ上映まで終え、実際にクリケットを体験するために体育館に移動した。
 移動する時に、生徒が道具を運んでくれると言ってくれ、生徒たちとのちょっとした交流も持つことができて嬉しかった。
 体育館に移動するとイージークリケットを組み立て、生徒にバッツマンとして立ってもらい見本にしてクリケットと野球との違いや、点の取り方、コールの仕方など、この後に体験するための具体的なルールの説明を行った。今回、生徒が10名、先生方も10名ということで、2人1組計5組で総合点を争うペアーズクリケットをおこなった。1人3球、ペアで6球という少ない時間の中、バットを投げてしまう人やコールのミスでアウトになってしまう人がでたものの最終的に生徒チームが勝利を収める。最初表情が硬かった生徒たちも先生との対決ということでかなり盛り上がることができた。
最初顔合わせをしたときに、反応が薄かったが最後のほうになると笑顔を見せるようになり、やってよかったと思う。終了後に教頭先生から「子供たちの楽しそうな姿は何時以来だろう」とおっしゃられてたのを聞いて、うれしくもあり悲しくもありました。
僕自身は今回がこのような活動には初参加であったのでとまどう事が多かったが、説明がスムーズになるような手伝いができるようになりたい。終了後に体育の先生から“是非本物の試合を見たい”といってくださったので、八王子から近いこの場所で試合を行うことも可能ではないか。