2002/7/5
西粟倉中学校
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西粟倉村立西粟倉中学校全校生徒へのクリケット教室活動報告
報告者 島田 雄太
実施場所
岡山県西粟倉村立 西粟倉中学校グラウンド及び体育館
実施日
2002年7月5日(金)
講師
松村謙一郎
指導者
柿元理栄 川村さやか 島田雄太 新田絵里子 宮地直哉 (順不同 敬称略)
参加者
68名(全校生徒) [中1:18名 中2:23名 中3:27名]
内容
13:00〜13:25 食堂にて生徒たちからの質問を受ける
13:25〜13:30 移動
13:30〜14:30 中1・体育館、 中2、中3・グラウンドに分かれ練習をする
14:30〜15:30 各学年ごとにペアーズクリケットを行なう
最後にポスターとシールを配り、全体写真を撮る。
終了
実施経緯
西粟倉中学校には佐伯カスティーヌさんというオーストラリア人の先生がいらっしゃり、佐伯先生からクリケットに対する問い合わせがあり、私たちがルールなどを教えに行く事になった。

【総括】
 西粟倉中学校には佐伯カースティーさんというオーストラリア人の先生がいらっしゃり、佐伯先生からクリケットに対する問い合わせがあり、私たちがルールなど教えに行く事になった。
 予め、ビデオ「クリケットの世界」を見てもらい、実際にゲームも行なっていたので、約30分生徒や先生たちから質問をしてもらう時間を設けた。「バウンドしないボールも打ってよいのか?」などの素朴なクリケットに対する疑問から、「クリケットのチームをつくるにはどのような事を心がければよいのか?」といった思いもよらないような質問もありとてもびっくりしたと同時に真剣にクリケットをやってみたい人がいるということが嬉しかった。質問タイムの後半は、逆にこちらから生徒に「クリケットは1チーム何人で行ないますか?」といったクリケットの基本的なルールに関する質問を投げかけたところ、たくさんの生徒が答えようと手をあげてくれて、しっかりビデオをみて勉強してきたところが伝わってきた。
 続いて、各学年ごとに分かれて練習を行なった。中学2年生は2チームに分け、20分交代でバッツマンとボーラーの練習を行なった。ボーリングでは、ひじを曲げて投げないようにはどのように投げたらよいのか?という説明とひじを曲げないで投げるための基本的なボーリングフォームの説明をした後、2人ずつに分かれてボーリングフォームでのキャッチボールを10分間、残りの時間で実際にウィケットに向かって投げる練習をしてもらった。みんなはじめは、野球のようにひじを曲げて投げてしまっていたが、肩に力を入れないでリラックスすること、目は必ずウィケットをみること、投げた後上体を崩さないように注意することなどを説明すると徐々にひじが曲げずに投げることが出来きる人も増えてきた。なるべく良いところを誉めてから、もっと上手く投げるにはどうすれば良いか?というやり方で教えるよう心がけた。
 バッティングは、ティーの上にボールを置き、そのボールを打つ練習をしていた。女の子も強い打球を飛ばしていてびっくりした。ボール拾いはみんなで協力してやっていて感心した。
  いよいよ、実際にペアーズクリケットでのゲームが始まった。初めのほうのペアはバットを置いて走ってしまい、アウトになる子もいたが、後半のペアはしっかり持ってrunをしていた。飲み込みの早い子は、守備がいないところに打球を飛ばしたり、しっかり"Yes""No"と声を掛け合う子もいてとても白熱したゲームだった。
 短い時間であったが、みんなのびのびとクリケットを楽しんでくれていたのが印象的であった。クリケットは敵味方関係なく良いプレーをした人に拍手をするという考え方が伝えられてよかった。最後にクリケットをやりたくて11人そろえたという女の子がいて驚いた。そういう人のためにもこれからもサポートをしていきたいと思った。