袖ヶ浦市立奈良輪小学校「クリケット教室」2日目活動報告
報告者 柿元 理栄 |
実施場所
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千葉県袖ヶ浦市奈良輪小学校体育館 |
実施日
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2002年12月5日(金) |
講師
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松村謙一郎 |
指導者
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飯村いずみ、柿元理栄(順不同、敬称略) |
参加者
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4クラス |
EAT
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Ms.
Tina CONN(豪州出身) |
時間割
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(1)指導者自己紹介、道具・ユニフォーム紹介(約5分)
(2)ビデオ(TBS系BSデジタル放送”BS-i”)によるルール説明(約10分)
(3)指導者実演によるルール説明(約25分)
(4)児童によるゲーム実施(約5分) |
実施経緯
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袖ヶ浦市立小学校全8校(分校1校含む)で英語授業を担当している英会話学校教師Mr.
Robert WHITTAKER(ロバート・ウィテカー。豪州シドニー出身、在日5年。以下、「Mr. Rob」という。)からの依頼(袖ヶ浦市立小学校全8校に在籍する小学3〜6年生の全クラスに、「英語授業」の一環としてクリケットを指導する計画)。
2002年9月24日(火)、レクリエーショナルクリケット協会 松村謙一郎会長及び、(NPO)日本クリケット協会
宮地直樹主任普及員とMr. Rob(他、千葉県教育委員会総合教育センター所長、研究指導主事同席)との打ち合わせにより実施決定。 |
【指導内容】
(1)指導者自己紹介、道具・ユニフォーム紹介(約5分)
ア.クリケットに対する世界と日本の認識差紹介
120カ国で愛好されている球技でサッカーに次ぐ世界第二位の競技人口を誇る、等々解説。
イ.ユニフォーム紹介
着用する上着は「襟付きである」ことを紹介したうえで、白色【セーター着用】とEnglish Activity Teacher (以下、「EAT」という。)出身国代表カラーユニフォームとを比較解説。
ウ.道具紹介
バット2本、硬球2個、レガース(白色&赤色それぞれ1対)、バッティンググラブ(1対)、ウィケットキーパーグラブ(1対)、ウィケット(スタンプス&ベイル1組)を回覧・展覧し、使用方法や使用目的等について解説。
(2)ビデオ(TBS系BSデジタル放送”BS-i”)上映によるルール説明(約10分)
(3)指導者実演によるルール説明(約25分)
ア.打撃部門
(ア)打者の呼称「バッツマン」の確認
(イ)男子児童1名の助力を得て、以下の項目について野球との比較解説
(e.及びf.に関しては、男子児童1名に加えて、女子児童1名の助力を得る)
a.打者の目的
打球を遠方へ飛ばす打撃ではなく、「ウィケットを防御する打撃」を心がけさせる。
b.打撃の方向
打者は「自分を中心にして360度、どの方向にも打撃ができる」ことを認識させる。
c.ストライク/ボールゾーンの有無
「ストライクゾーン/ボールゾーンが無い」ことを認識させ、積極的な打撃を心がけさせる。
d.デッドボール判定の有無
「デッドボール判定が無い」ことを認識させ、身体に迫るボールからバットを活用して身体を防御する方法を心がけさせる。
e.打者(攻守)の交替
「打撃はペアとなった2人で実施される」「打者がアウトになった場合にはペアの一方の打者のみが交替する」ことを認識させる。
また、攻守の交替は「打撃ペアが組めなくなった時点(11人制であれば10人がアウトとなった時点、6人制であれば5人がアウトとなった時点)で実施される」ことを認識させる。
f.得点方法
明確な意思表示(「Yes」「No」の大きな掛け声、身振り)により、得点時の「パートナーシップの重要性」を認識させる。
イ.投球(守備)部門
(ア)投手の呼称「ボウラー」の確認
(イ)同行スタッフ1名の助力を得て、野球との比較解説
a.投球の目的
ボールを(打者の腰位置程度の高さしかない)ウィケットに当て打者をアウトにするため、力強い投球ではなく「丁寧なワンバウンド投球」を心がけさせる。
b.投球の方法
投手の打者に対する投球は「肘を伸ばさなければならない」ことを認識させるとともに、打者に対する投球時に投手が肘を曲げて投球した場合には、「違反投球(*)を宣告され打撃側に1点付与される」ことを認識させる。 *「ノーボール」と呼称される。
c.基準投球単位「オーヴァー」と投手交替
6球を1セットとした投球単位「オーヴァー」を認識させるとともに、「打者に対する投球はオーヴァー毎に実施される」「投手はオーヴァー毎に必ず交替しなければならない(先発完投といった投球形態はない)」ことを認識させる。
d.投球の方向
打者に対する投球は、「ウィケットの片端からのみ実施されるのではなく、ウィケットの両端からオーヴァー毎に交互に実施される」ことを認識させる。
e.暴投判定の有無
ストライクゾーン/ボールゾーンは無いが、投手が打者に対して明らかに打撃不可能な投球をした場合には、「暴投(*)を宣告され打撃側に1点付与される」ことを認識させる。
*「ワイドボール」と呼称される。
(4)児童によるゲーム実施(約5分)
学級を打撃担当班と投球(守備)担当班の2班に分類し、ゲームを実施。
プログラム終了時には、「イージークリケット」シール交付(各児童1枚)及びクリケットポスター付与(各クラス1枚)。
【総括】
本日は中央大学英吉利倶楽部より、飯村いずみが初参加、指導。
意欲がみられる児童がいる反面、指導中、何の前触れもなく女子が複数人でトイレに行くという事態が起き、指導を一時中断するという場面があったが、円滑に指導は終了した。
以上
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