2002/10/29〜11/1
袖ケ浦市立蔵波小学校
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袖ヶ浦市立蔵波小学校「クリケット教室」活動報告
報告者 鎌倉 左登志
実施場所
千葉県袖ヶ浦市立蔵波小学校体育館
実施日
2002年10月29日(火)、30日(水)、31日(木)、11月1日(金)
講師
松村謙一郎
指導者
(1)10月29日(火) 柿元理榮
(2)10月30日(水) 鎌倉左登志、新田絵里子
(3)10月31日(木) 柿元理榮、萱場俊明、竹内明日香
(4)11月 1日(金)三戸実、吉岡信康
(順不同、敬称略)
参加者
約35名×16クラス = 約560名
(1)10月29日(火) 5クラス(6年1〜4組、5年1組)
(2)10月30日(水) 4クラス(5年2〜4組、4年1組)
(3)10月31日(木) 3クラス(4年2〜4組)
(4)11月 1日(金) 4クラス(3年1〜4組)
時間割
(1)指導者自己紹介、クリケットの道具・ユニフォーム紹介(約5分)
(2)ビデオ(TBS系BSデジタル放送”BS-i”)によるルール説明(約10分)
(3)指導者実演によるルール説明(約20分)
(4)児童達による「ペアーズクリケット」(約10分)
実施経緯
袖ヶ浦市立小学校全7校で英語授業を担当している英会話学校教師Mr. Robert WHITTAKER(ロバート・ウィテカー。豪州シドニー出身。在日5年。以下、「Mr. Rob」という。)からの依頼(袖ヶ浦市立小学校全7校に在籍する小学3〜6年生の全クラスに、「英語授業」の一環としてクリケットを指導する計画)。
2002年9月24日(火)、レクリエーショナルクリケット協会 松村謙一郎会長及び、(NPO)日本クリケット協会 宮地直樹主任普及員とMr. Rob(他、千葉県教育委員会総合教育センター所長、研究指導主事同席)との打ち合わせにより実施決定。

【指導内容・・・二日目(報告者参加分)】
 今週は袖ヶ浦市の全小学校をまわり、小学生へのクリケット普及活動‐袖ヶ浦市をサッカーの清水市にしよう計画‐の第3週目にあたり、先の長浦小学校に続き3校目の訪問となった。
 蔵波小学校のALTを勤めるジョン(ジョナサン)先生はかなりにこやかで子供たちに好かれている感じの先生だった。日本語は不得意のようだったが…
 二日目、2限目からということで、少しだけゆとりをもって3人は松村さんの車で狛江を出発した。途中で青山に立ち寄り、不足していた、子供たちを大喜びさせる猫(クリキャット?)のステッカーを補充した。
 蔵波小学校は、袖ヶ浦全般に言えることだが、先生方の応対が快く、特に教頭先生の気の使いようはすごかった。子供たちは二日目ということもあり、松村さんの顔を見て、クリケットの先生だぁと反応を示していた。
 体育館で着替えていると、着替え終わらないうちに子供たちの声が聴こえ、期待感が伝わって来た。そして急いで着替え終えた。
 いつものように子供たちは、おはようございますと元気に声をあげ、いつもと違う道具や見たことのない道具に視線が注がれていた。そして子供たちの整列を待つ。たまに担任がいなくても始めようとする子供たちはかわいらしいと思う。
 スタッフの自己紹介をし、すぐに授業に入る。今回は松村先生という担任のおじさん先生がいらっしゃったのでいつもより一笑い多くとれた。松村さんがまずクリケットとはどんなスポーツなのかを説明した。子供たちもジョン先生と一緒にクリケットを1、2度体験したことがあるようだったが、本物のバットとボールに触れると、子供たちは驚き、男の子は大抵、固さを試そうとする。
先生も少し驚く。
続いて今回も体育館スクリーンで、昨年BS-iで放送された番組を上映した。
毎回楽しみなのが、スクリーンに映る松村さんを認識すると、後ろに座っているであろう松村さんを振り返ってキョロキョロする動作だ。たまに先生の方が激しくリアクションすることもあり、面白い。この上映の後、松村さんの話を聞く子供の姿勢は先ほどとはまたひとつ違う。
その後、体育館の中心部でイージークリケットを使いながらルールについてビデオの補足説明を行った。ランについての説明は子供たちに協力してもらう。
やりたい人、というと、子供たちは身を乗り出しながら、すごい勢いで手を挙げる。
たまに上学年の女の子は遠慮がちになるが、今回は男女とも元気だった。
パートナーシップのためのYES、NOの声だしの重要性、360度どこへ打ってもよいというアドバイス、ボウリングに関してはひじを曲げないこととコントロールをよくすることの重要性を強調しながら説明した。特に無謀なランがアウトに繋がるということを身をもって学んでもらうため、リターンは本気でした。
そして、ミニミニゲームをすることとなった。クラスを赤白で2つに分け、バッティング側はオーダーをチーム内で決めてもらい、フィールディング側は男子・女子2人ずつボウラーを決めた。試合の最中、特に外野から、はっきりYES、NOを言うことを指摘する子供たちが多く、またボウリングもひじに関する指摘をする子供たちが多く、かなり理解していることが窺えた。
子供たちは、真正面に打ち返すことが多く、力んでひじが曲がってしまうことも多い。しかし、飲み込みの早い子は後ろに打とうとしていたし、力まない子はきれいなフォームで投げられていた。
 ミニミニゲームは本当に短い時間だが、子供たちはかなり満足した様子だった。
が、もっとやりたいと言う子供たちが休み時間もやりたいと言ってくれて、RCAスタッフ冥利につきた。
試合後子供たちは猫(クリキャット?)のステッカーを受け取り、ポロシャツやスタッフカードの猫と見比べ、嬉しそうだった。先生にポスターを渡し、イージークリケットセットを学校に置いていくと伝えると、やったーと声があがっていた。
 5限目終了後、クラブ部活動があると言ってイージークリケットセットを持って行こうとする子供たちに驚いた。クリケットが部活になっているのかなと思ったら、英語クラブでやるから、と答えてくれた。英語クラブ人気がでるんじゃないかなぁと思った。初のクラブ活動化が待ち遠しい。