2002/7/28
秋田県小坂小学校
秋田県小坂町「クリケット教室」活動報告
報告者 柿元理栄
実施場所
秋田県小坂町交流センター「セパーム」
実施日
2002年7月28日(日)
指導者
今村圭,折田和久,柿元理栄,新田絵里子,宮地直哉(順不同、敬称略)
参加者
小坂町民14名
時間割
1:30 ビデオを使って説明(宮地)
2:00 質問タイム
2:30 グラウンドで練習 バッティング(今村・新田・宮地)・ボウリング(折田・柿元)
3:30 ペアーズクリケット
実施経緯
小坂町は明治時代から炭坑の町として栄え、炭坑が閉鎖された今は、製錬の高度な技術を研究している。国内各地域初め海外からの研修員も受け入れその技術を伝承しているのだが、その関係で海外から訪れる人が多いということで国際交流に力を入れている。インド・パキスタンなどの国からの研究員が多いこと、また、国際交流員のローワンがニュージーランド出身だということ、これらがきっかけとなって「クリケット教室」が実施されることになった。私たちが訪問する以前に「小坂ルール」という限りなく野球に近いルールで一度試合を行ったそうだが、ローワンいわく「それはクリケットではなかった」とのこと。そこで,日本語でクリケットの説明ができる私たちを招き、「クリケット教室」は開催された。

【指導内容】
 小坂町の交流センター「セパーム」の一会議室にてビデオ「クリケットの世界」を用いてクリケットの説明をする。併せてイージークリケットの道具を使って、使い方も指導。参加者の中からは、イメージとのギャップからか「ほう」という感嘆の声も聞こえた。
 その後の質問の時間をとり、そこで出た質問は以下の通り。
1. ストライクやボールもあるのか?
2. ノーバウンドでバウンダリーを越すと4ラン、6ランとはどういうことか?(点数のカウントの仕方)
3. アンパイヤは何人いるのか?どこに立っているのか?
4.ランはピッチをぐるぐるまわるのか?
 説明終了後、グラウンドに出て実際に道具をどう使うのか指導した。2つのグループに分かれ、ボウリングの練習は、うまくひじを伸ばしたまま投げられなかったり、まっすぐとばなかったりとはじめは苦闘していたが、次第にうまくなっていった。秋田では珍しく暑い天気で、みんな汗をたくさんかいていたようで、ドリンクをよく採りながら進められた。
 この中で「フィールディングもひじを伸ばして返球しなくてはいけないのか?」という質問があった。   1時間の練習のあと、ペアーズクリケットをした。折田チームと柿元チームに分かれ、7人対7人の1ペア2オーバーずつの試合形式で、アウトで減点するルールはとらなかった。試合は、練習の内容をうまく生かして行うことができ、町民のみなさんは「前にやったオリジナルのクリケットとは本当に違うものだ」と感じていたようだ。結果、36対12でフィールディングファーストの折田チームの勝利。和やかに閉講した。