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★2002/6/21
●原中学校
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村立原中学校におけるクリケット教室 活動報告
報告者 宮地 直哉 |
実施場所
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長野県諏訪郡原村 村立原中学校 |
実施日
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2002年6月21日(金) |
参加数
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13人(男性5人) |
講師
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松村謙一郎 |
指導者
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宮地直哉 新田絵里子 鎌倉左登志 |
内容
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10:45〜 |
リアルクリケットとその道具を説明
ペアーズクリケットのルール説明 |
11:00〜 |
ミニゲーム<ペアーズクリケット> |
11:35 |
終了 |
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【総括】
今回のクリケット教室は、原村がニュージーランドとの交流にクリケットを活用することが目的で実現した。原村中学校は5年前からニュージーランドのプケコ市と交流関係を持っており、3月にニュージーランドでのホームステイを毎年実施してきた。今年に入り長期的に行政間の交流に発展したのを期に、この9月に初めてニュージーランドからの学生を受け入れることなり、交流の道具としてクリケットを学ぶために授業に取り入れるにいたった。学校では約1ヶ月間クリケットを教えており、生徒は既に大雑把なルールを把握している状況だった。
当日は大体のルール説明は終了しているとのことであったので、ルール説明はあまりせず、本物のボール・パッヅ・グラブ・バット等のクリケットの道具を実際に触れてもらった。初めて触るボールには、その硬さに驚きの声が聞かれた。
次に、ペアーズクリケットのルール説明・組決めをした。授業ではクリケットのルール等の説明やそれにもとづいた試合等はしていたようだったが、ペアーズクリケットの様な簡易ゲームをするのは初めてだった。全部で7組のペアを作ってもらい、その組の間で点数を競ってもらった。やはり、いくら授業でクリケットを学んでいたとはいえ参考になるのがビデオしかなかったため、ボーリング時に肘が曲がっていたりするなど基本的な技術もまだ十分ではなかった。しかし、重要なのはクリケットに興味を持ってもらうことで、とにかく楽しんでもらうことに専念した。また、最後に今後の授業でさらにクリケットを楽しんでいただくために、先生にダイヤモンドクリケットのルールを説明した。
当日は前日とはうって変わっての、スポーツ日和で生徒たちも気持ちよく、生徒たちもペアーズクリケットを楽しめたのではないだろうか。解散時に持参したクリケットのポスターを配ると、母鳥から餌を受け取る雛鳥のように群がり、驚きと嬉しさを隠しきれない素晴らしい表情を全員が私達に見せてくれた。中には改めて帰り際の私達に御礼を言いに来る子供達もいたくらいだった。
残念なことに、授業といっても、1学期間だけの選択授業で今後も授業の中に取り入れられてクリケットを学ぶという予定は現在のところない。もっとも、ニュージーランドとの交流は長期的に考えているようなので、生徒の反応と交流の成り行きによっては十分可能性があるのではないかと思う。尚、9月に行われる交流行事の詳細はまだ未決定なため、私共が引き続きお手伝いできるようこれからも連絡は取り続けていく考えである。 |
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