【ウィケット】
WICKET |
ピッチの両端に置かれている3柱門のことで、チームのアウト数を表します。スタンプとよばれる3本のスティックと、その先端にセットされている2本のべイルから成り立っており、スタンプが倒されたりベイルが落ちたりすると原則的に打者はアウトになります。 |
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【スタンプ】
STUMP |
ウィケットを構成している3本の柱のことで、その3本の柱はそれぞれミドル・スタンプ、レッグ・スタンプ、オフ・スタンプと呼ばれ、打者に近い方のスタンプをレッグ・スタンプ、打者に遠い方のスタンプをオフ・スタンプといいます。
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【べイル】
BAIL |
スタンプのレッグとミドルの間、ミドルとオフの間の2ヶ所に置く横木のこと。これが落ちると原則的に打者はアウトになる。アンパイアにとってはアウトの目印になる。 |
【ウィケット・キーパー】
WICKET KEEPER |
捕手のこと。守備の要とも言える存在で、バッツマン側のウィケットの後方にポジショニングし、ボウラーの投球を捕球します。また、バッツマンの打ち損じた打球をキャッチしてアウトを狙います。野手で唯一プロテクターとグローブをつけることのできるポジションです。 |
【バッツマン】
BATSMAN |
打者のこと。ボウラーの投げる球からウィケットを守ることが一番の役割です。ボールを打ち返したバッツマンは反対側のウィケットに向かって走り、ボールがウィケットへ返球されるまでの間に双方のウィケット間を往復した回数が得点となります。ボウラーの投球や野手(フィルダー)による返球でウィケットが倒されると、バッツマンはアウトになります。 |
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【ストライカー】
STRIKER |
打者のうち打撃当事者をいう。要するに現在、打撃を行っている方の打者のこと。 |
【ノン・ストライカー】
NON−STRIKER |
打者のうち現在打撃を行っていない方の打者のこと。単にパートナーともいう。 |
【ボウラー】
BOWLER |
投手のこと。ウィケットを倒し、アウトをとるために投球します。投球数は6球と決められており、6球(1オーバー)を投げ終えると次のボウラーに交代します。また、投球の時にヒジを曲げずに投げることがクリケットの特徴です。 |
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【ポッピング・クリース】
POPPING CREASE |
打者線のこと。バッツマンが打撃する時にはこの線をまた跨がないとアウトになってしまうし、ノンストライカーにとっては野球で言うところの塁の役割になり、この線の中にバットか身体の1部を入れてないとアウトになる。更に、ボウラーにとっては線を踏み越えて投球すると違反投球になってしまう。また得点のために走る時の安全地帯境界線ともいえる。 |
【ボーリング・クリース】
BOWLING CREASE |
投球線のことで、ウィケットの位置も示す。ウィケット・キーパーはこの線より前で守ってはいけない。 |
【リターン・クリース】
RETURN CREASE |
上記の2つの線と直角に交差する線のことで、反対側のボーリング・クリースまで延びている。この3本のクリースで囲まれた範囲が投球&打撃ボックスともいえる。ボウラーは投球動作中にこの後ろ足で触れてしまうと違反投球になる。 |
【エンド】
END |
ウィケットの立っている側を指す。ストライカーズエンドとボウラーズエンドがある。 |
【オーバー】
OVER |
1回の投球単位。6投球で1オーバーが一般的。オーバーごとに投手が交代し、投球エンドも180度かわる。 |
【グラウンド】GROUND |
クリケットは楕円形に近い芝生のグラウンドで行われます。グラウンドのサイズは、国際試合で160×140m前後になります。 |
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【バウンダリー】
BOUNDARY |
競技場の範囲を決める境界線のことです。打者の打ったボールがノーバウンドでバウンダリーを超えると6点、ゴロまたはバウンドして越えると4点が自動的に得点されます。 |
【ピッチ】
PITCH |
グラウンドの中央に位置する長方形のスペースで、ここで打撃や投球が行われます。野球でいうダイアモンドのようなものです。 |
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【ダック】
DUCK |
1点も得点できなかったプレイヤーのこと。スコアー・ブックの個人得点の覧にも0点とは書かれないでアヒルのマークが書かれる。 |
【ハット・トリック】
HAT TRICK |
ボウラーが連続3球打者3人をアウトにすること。 |
【エキストラ・ポイント】
EXTRA POINT |
バッティング以外で得た、個人得点ではなくチームの得点のこと。ワイド・ボールやノー・ボール、バイやレッグ・バイで得られた得点が該当する。 |
【リタイア】
RETIRED |
アウトにならず、負傷等の様々な理由により、自ら或は仲間と話し合って次の選手と交替すること。 |
【ラン】
RUN |
得点をめざして走ること。得点そのものを指す。 |
【ラン・アップ】
RUN−UP |
ボウラーが投球するために、自分に合った長さの助走をつけて走る事。 |
【オ−バ−・ザ・ウィケット】
OVER THE WICKET |
ボウラーがラン・アップする場合にウィケットの左側を走る事。(右投げ投手の場合) |
【アラウンド・ザ・ウィケット】
AROUND THE WICKET |
ボウラーがラン・アップする場合にウィケットの右側を走る事。(右投げ投手の場合) |
【センチュリー】
CENTURY |
1試合で100打点をひとりで記録すること。 |
【フォロー・オン】
FOLLOW ON |
2イニングマッチにおいて、バッティングを先に行ったチームが、1stイニング終了時において、相手チームを200ラン(5日間試合以上)、150ラン(3、4日間試合)、100ラン(2日間試合)、75ラン(1日間試合)以上リードした場合、そのチームは相手チームにイニングの続行を要求することができる。 |
【デクラレーション】
DECLARATION |
バッティングサイドのキャプテンは、試合の長さに関係なく試合中いつでもデクレアーをし、イニングを終了してもよい。いずれかのキャプテンは、イニング交代のための10分の間に、7分間のピッチに対するローラーがけの時間が相手チームに十分与えられるのであれば、相手チームのキャプテンとアンパイアに自チームの2ndイニング放棄を要求することができる。その場合、イニング交代のための時間は通常通り10分である。 |
【ワイドボール】
WIDE BALL |
投球時、ストライカーのバットが到底届きそうにない高いボールや横にそれたボールをワイドボールという。
アンパイアの判断によってワイドボールとみなされ、1点が加算される。ストライカーは、ワイドボールになりそうな投球を打撃できランを重ねられるが、その時点でワイドボールとみなされない。 |
【ノーボール】
NO BALL |
肘を曲げて投球した場合、危険球を投球(肩より高い位置への投球)をした場合、投球動作終了前、ボーラーのかかとがポッピングクリースを超えたり、後ろ足がリターンクリースをはみ出した場合、野手の守備位置規定違反があった場合、ノーボールという。アンパイアの判断によってノーボールとみなされ、ペナルティーとして1点加算される。ストライカーは、ノーボールのときでも打撃でき、ランを重ねられる。 |